仏像とは?

最初に仏像が作られたのは、お釈迦様がお亡くなりになってから500年後の事です。

それまではというと、お釈迦様の足をイメージして作られた「仏足石(ぶっそくせき)」や、お釈迦様が誕生した際に咲いたと言われている「蓮の花」等が崇拝の対象になっていたと言われています。

紀元1世紀頃に、北インドのマトゥラー地方(現パキスタン)と西北インドのガンダーラ地方という場所で、人間の姿をした仏像が作られ始めたと言われているが諸説あります。

最初の仏像は、「仏」としてのお釈迦様の姿をイメージして作られており、「三十二相、八十種好(さんじゅうにそう はちじゅうしゅごう)」という特徴を持っている、一種の理想像になります。

これは、仏像の中には「32種類の大きな特徴と80の細かい特徴」が再現されていると言われています。

仏像の種類は?

日本で見かける仏像の種類は、次の4種類とそのほかの1種類に分けられます。

仏像にもそれぞれの役割があり、序列があります。

目次

  1. ①如来
  2. ②菩薩
  3. ③明王
  4. ④天部
  5. ⑤その他

①如来

一番序列が高いのは「如来」で、これは「真如から来た者」という意味をもつサンスクリット語になります。

この真如は大宇宙の真理の事で、つまり如来は「真理を悟った人」だと言えます。

この如来は、お釈迦様の姿をかたどったもので、悟りを開かれた後の姿なので、仏像の中では一番高い位とされています。

②菩薩

菩薩は、正しくは菩提薩埵(ぼだいさった)と言い、菩提は「悟り」を意味し薩埵は「衆生(すべての生き物)」を意味し、「悟りを求める衆生」という意味とされています。

この菩薩は、最終的には「如来」になるために、修行を積んでいる「修行者」で、仏であって修行中の身になります。

菩薩は、仏教の序列では如来のすぐ下にあり、如来の意思に従い様々な姿に変わります。

そのため沢山の装飾品を身につけていたり、女性のような姿をしていたり、沢山の顔が頭上にあったり手が千本だったりします。

あらゆる方法で人々を救済するために存在する菩薩は、単体で崇拝されるほか、「釈迦三尊」「阿弥陀三尊」のように如来像の左右を固める脇侍仏(わきじぶつ)として配置される事も多いです。

脇侍仏として表現される、三尊像の如来と菩薩の組み合わせは決まっています。

釈迦如来(しゃかにょらい)には普賢菩薩(ふげんぼさつ)と文殊菩薩(もんじゅぼさつ)、阿弥陀如来(あみだにょらい)には観音菩薩(かんのんぼさつ)と勢至菩薩(せいしぼさつ)、薬師如来(やくしにょらい)には月光菩薩(がっこうぼさつ)と日光菩薩(にっこうぼさつ)が従います。

③明王

明王とは、サンスクリット語で明呪(みょうじゅ)の王という意味を持っており、明呪を唱えて智慧(ちえ)の能力が優れた者を指します。

この明王は密教の本尊である大日如来の化身だとされています。

明王は如来や菩薩と違っており、忿怒相(ふんぬそう)をもって救いがたい人間や生き物を、救済するために現れた仏と言われています。

④天部

サンスクリット語では神をデーヴァと言い、音写にすると「提婆」「天」または「天部」という意訳になります。

天部は、如来・菩薩・明王たちの邪魔をする仏敵に対して、鎧・兜などを身に着けて、武器を持っておりいつでも闘えるように待機しています。

つまり天部の神々は、ボディーガード的な存在になります。

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