虚空蔵菩薩とは?

虚空蔵菩薩とは?

今回は虚空蔵菩薩について紹介していきます。

虚空蔵菩薩

この虚空蔵菩薩は、サンスクリット語でアーカシャガルバと言います。

虚空蔵とは果てなく続いている宇宙のような、無限の知識や智慧・記憶をしまっている蔵を差し、この為、人々の願いを叶える為に、虚空蔵菩薩はその蔵から必要となるものを取出して与えてくれると言われております。

虚空蔵菩薩の真言は、「ノウボウ アキャシャキャラバヤ オン アリキャ マリ ボリ ソワカ」でこれを100日間かけて100万回唱える求聞持法(ぐもんじほう)と呼ばれる修行法があります。

この求聞持法は、かの真言宗の開祖でもある空海も、この修行をしたと言われております。

これは、100日間続けていれば集中力が高まって、見たり聞いたりした事は忘れる事なく、記憶されるという行法であります。

この経典は、8世紀の初め頃に道慈律師(どうじりっし)によって初めて伝えられたとされております。

空海が高知県の室戸岬の洞窟で、この求聞持法の修行の最中に、虚空蔵菩薩の化身・象徴でもある明けの明星(金星)が、空海の口の中に入ってきたという伝説があります。

なお、この室戸岬の洞窟ですが、現在でも残っております。

この体験から空海は、中国の唐に行き密教の教えを授かって、後に真言宗の宗祖となりました。

また、日蓮(にちれん)も日本一の智慧を授けてくれるよう、虚空蔵菩薩の御堂に21日もの間こもって祈願したと言われております。

京都府の嵯峨にある法輪寺のご本尊として祀られている虚空蔵菩薩像は、弘法大師の弟子でもある道昌(どうしょう)が法輪寺の本堂で、この求聞持法を行なっていると、井戸の中から虚空蔵の影が出たまま消えなかった。

この状態が約70日間続き、本堂から姿を消さなかったため、道昌はこの不思議な現象に感動して、自ら像を造って、弘法大師に願い出て、開眼の供養をして出来たご本尊であると言われております。

この虚空蔵菩薩は一面二臂のお姿で、一般的に右手には智慧の象徴でもある剣を持ち、左手には福徳を表している宝冠を乗せており、頭上にはきらびやかな宝冠を被っております。

また、求聞持法のご本尊の場合は、右手を下に向けて与願印を結んでおります。

牛年と寅年の守り本尊であり、頭脳明晰(ずのうめいせき)・滅罪招福(めつざいしょうふく)・技芸向上(ぎげいこうじょう)・記憶力増進のご利益があります。

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